そういえば、忘れていましたが3日目の朝ごはんは、バビエン1の1階に入っているパリバゲットでいただきました。
アメリカノとクリームチーズとレーズンが入ったパンを。
パリバゲット、ホントにお店多いですよね〜。
ソウルで食べるパンも味がだんだん良くなってきているような。
さすがに前日のアティジェからすると感動はないけれど・・・
さて、ロッテ百貨店から西大門のバビエン1に戻って荷物を置いたら、タクシーで安国駅まで向かいます。
安国駅のそばにはDSのオリーブヤングがあって、そこでちょっとお買い物をしたんですが、それはまたあとに紹介しますね。お買い物品ばっかりでは旅らしさがないですもんね・・・。
オリーブヤングから世界遺産・昌徳宮の方向へ道なりに歩いて、小さなコンビニ(GS25)で左に曲がります。チェドン(斎洞)に入りますが、去年行った
チェドンスンドゥブはすぐ傍です。
あのお店もまた行きたいな〜。
もちろんお店のあるチェドンギルは通り過ぎて、ただただ坂道を上がっていきます・・・。
地図だと嘉会路となっている道なりに進んで。
しばらく歩いていくと、小学校の傍に観光案内センターのボックスがあるので、そこで北村散策の地図をもらえますよ。私はKONESTさんで地図をある程度プリントして自作のものがあったのですが、とっても便利な地図なので、もらっていくのがオススメ。
地図で丸をつけたiのところです。
私たちは嘉会路で道路挟んで左に教会が見えたところで、右に入っていく「北村3景」に進みました。
でもここまで来たところですでにお友達二人はきつかった様子・・・。
日差しは強いけれどさほど湿気もなく、人参のせいか体調も回復傾向の私は、さほど辛さはありませんでした。
この差は多分、私の体力ではなくて、普段クーラーの効いた環境で動かない仕事かどうかです。
私の職場は15パーセントどころか25パーセント節電で、クーラーはろくに効かないし、湿気は恐ろしいくらい充満していて、しかも結構動き回るものですから。
それに比べると、日差しは強いものの、湿度は低かったソウルの気候は、私にとっては快適そのものでした。朝から体が冷える傾向にあったのが逆に解消されて、適度な運動をしているので、エンジンがようやくかかったみたい。人参が着火してくれたか?
ともかく、殊にこのあたりの道は、整備されているものの多少でこぼこもあり、山に向かって上っていく状態なので、普段あまり歩かない方は大変かもしれません。
ソウル全体が、結構アップダウンのある場所多いですよね。初めて行く方は涼しい季節がオススメです。
ちなみに、この嘉会路に向かう、先ほどのGS25で曲がる道よりも、その一本先の現代建設のビル横の道から行くと、少しカフェもあるんですが、こっちはあまり・・・。
風景もそちらの道からのほうが、色々楽しめた記憶があります・・・。
冬のソナタで使われた高校や主人公の家とかがありましたが、意外とそれも趣きあって素敵な高校でした。(昔行ったときは、日本人が多くて驚愕したのですが・・・)
そのあたりをうろうろすると、坂から見下ろせる家並みがレトロで、なかなか素敵でしたっけ。韓屋だけでなくて、街の雰囲気そのものが少しレトロなんです。
私たちは、お買い物の予定もあったため、ショートカットです。
韓国の方にも人気が高い観光地になっているようです。
アジアの人が沢山いたのですが、韓国の人をいちばん見ました。
ただしここはあくまでも住宅街。実際に家々には人が住んでいます。
住んでいるからこそ、家々が呼吸する雰囲気で、なんだか安心感があるのです。
う〜ん、しかし、北村散策は結構時間がかかるので、一度に欲張らず、見たいポイントだけ決めておくのがいいのかも。本当は町全体を時間気にせずぶらぶら歩いて見たいんだけど・・・。そういうのは一人旅向きかなあ。
私たちは、結局その抑えるはずのポイントも半分になっちゃったんですが・・・。
さて、この3景に入ったところにあるのが東琳メドゥプ博物館。
メドゥプは組みひも工芸。韓服の胸元につける飾り(ノリゲ)は、朝鮮王朝時代の女性の装身具としては代表的なものだったそうです。
ゴージャスなノリゲを古宮博物館で沢山見たのですが、こちらにもキレイな刺繍とあわせたノリゲなどを中心にメドゥプを用いた様々な品がありました。
可愛かったんだけど、見事なノリゲが気になってしまって、小物は買わずじまい。我が家がもう少しスッキリしていたら、ノリゲを壁に飾ってもきれいだろうと思ったのですが。
ここはお手ごろで可愛い小物も売っているし、体験もできるので、北村散策の間にひと時楽しむのもオススメ。
(詳しくはソウルナビなどのページを・・・
★)
すぐ近くにある保育園。可愛いイラストですが、ハノクの町並みに馴染んでいます。
ほほえましくてついパシャリ。
うーん、子供たちが朝ここにやってくるのを想像するだけで、なんだか楽しそうだと思いませんか。
さらに近くの嘉会民画博物館・・・ここもいつか入ってみたい。
民画っていうのは、民衆の暮らしの中に溶け込んで描かれたもので、朝鮮王朝の宮廷画家ではない、庶民というか、いつ誰が書いたという落款も残されていない絵なのだけれども、どこか滑稽さがあって愛らしかったりするもので、民画の虎の絵などがプリントされて、仁寺洞でも売られていたりします。
「民画」という言葉そのものは、かの柳宗悦が用いた言葉であるそうですが、ちょうど日本民芸館で展示がやっています→
★民画と王朝絵画を同時に見られるから、私も行こう行こうと思いつつ、体調不良でなかなか動けませんでした・・・。
後半で楽しんでみたいと思います。
うちからは民芸館遠いので行きにくいのですが、来年頭にやるスリップウェアの展示もすごく面白そう。
宮廷画家の描いた動物の絵も、どこかキュートだったりするのが朝鮮時代の絵画の特徴なように見えるのだけど、民画はさらに砕けて、技巧的でないだけにゆるさが目立ったりもする。
何も考えずに見るだけでも、つい笑っちゃうようなおおらかさに、韓国のムードを感じられると思います。
・・・なんて話していたら、いつまでたっても終わらないですね
さあ、どんどん上っていきましょう。
住むために作られた場所だから、作りこまれた町並みではないのが、旅行者にはいいのです。
白っぽい石壁とレンガの赤と黒い瓦。空と木々の緑・・・どれもが華やかさや鮮やかさはないけれど、芳しい風景に見えます。
で、この写真に写っているおじ様は韓国の方なんだけど、あとでとても親切にしていただいた方。
帰国して写真に入っているのに気づいて、うれしかった。
北村・三清洞はこんな感じで上り坂。なんてったって、この北村や三清洞を抜けてどんどんと山を上がっていくと城郭のある場所まで行くので・・・。私は登山は嫌いな人なんだけど、町並みを見つつ上っていくのはすきなので、これまたいつかやりたいのが、ソウルの城郭めぐり。
ラグジュアリーな暮らしをなさる方々の住まいも集まっているので、ちょっとそっちも見たい・・・って思ったりしたり笑。
さらに、朝鮮王朝の最高教育機関であった成均館大学校もあり、これまたいつかいってみたい場所。わたし、大学に行くの好きなんですよね・・・。
ああまた、話を逸らしてしまいました。
この北村や三清洞を歩くと、どこまでも歩いていきたくなるんですよね。
そっと横に現れる路地の先を見ると、それもまた乙なものです。
この街を歩くよさを伝えたいというのに、いずれも絵心のない写真で残念であります・・・。
小さな路地を歩いて歩いて・・・なので、さっと前に風景が現れる楽しさがいっぱい味わえます。
この壁の模様もきれいですね・・・。
うーん、いちばんキレイに感じたのはここだったかも。
そして・・・ここはフォトスポットのひとつです。
韓尚洙刺繍博物館の前の坂・・・
実は、奥で写真を撮っている人たちの場所から写真を写すのが絶好の景色なんですが、先ほどのおじ様が、ここで私たちの写真を撮ってくれたんですよ。
ここでこう立つのがいいよ、といって立ち方指導までしてくれて、何ショットか撮影してくれました♪
みんな買い物のあとだから、エコバッグやら紙袋やら、荷物多いのがちょっと惜しいね。
私は帽子がずれてたし笑。
写真の好きなおじさんみたいでしたが、ご親切にありがとうございました・・・!
刺繍博物館の路地は、新しく改修したのかまだ白っぽさが残る木の色で・・・それもまたキレイです。
しかし、ここまで来たときに、お友達二人には暑さと疲労に弱った雰囲気が漂っており、本当は昨年もいった
チャマシヌントゥルに行こうと思ったのですが、歩くのが辛そうに見えたので、この刺繍工房の傍にあった伝統茶屋さんに入ってみることにしました。
ヒャンナムチプ・・・香る木の家、でしょうか。
メニューには軽食もありました。
休憩と昼食をここでとることに・・・。
迎えてくださったのは一人のおばあさま。
通された部屋は、どうやら主の自宅の部屋をそのまま使っている様子。
家族写真が沢山飾ってありました。
本当に日常な感じがあって・・・お宅に訪問したような不思議な気分。
五味子人参茶とチュモクパッを頼みました。
チュモクパッっていうのはシンプルに具をまぶしたご飯を丸く握っただけのもの。おにぎりを指すのに韓国語だとこのチュモクパッとサムガク(三角)キンパッがありますが、サムガクキンパッが日本式のおむすび、チュモクパッが家庭の握り飯、という感じ。
おばあさまの作ってくれたのは、ふりかけをまぶしたチュモクパッでした。
手作りのキムチが、浅漬けのさっぱりしたもので、とってもとってもおいしかったです♪
チュモクパッは歩いて疲労感のある体をやさし〜く癒す、懐かしい味。
素朴で飾り気何もないものなんだけど、なんだか妙に味わい深かった。
ここでいただいた五味子人参茶がこれまた素晴らしくおいしかったのです!
写真撮ってないのが惜しいところですが、人参のクセはなく、五味子も強くなくあっさり。甘さも控えめで本当に感動しました。一味違う五味子茶でした。
センスある家具があるでもないし、きれいな景色があるでもなく、こじゃれたメニューもないんだけど、不思議と体を癒してくれて、ほっとする体験でした。
ここはガイドブックに載るお店ではないと思うのだけど、おばあさまの人柄にも心緩めて過ごせました。ありがとうございました。
さあ、夕方はエステに行くので、次へ向かいましょう。
表に出たら、奥のお宅の門がすごい・・・立派。
日差しがすこし傾いたかな。
ここから三清洞のお店が並ぶ場所へ向かいます・・・。
来た道を戻り、見るはずだった韓屋の並ぶ風景は立ち寄らず(泣)・・・北村は嘉会路を3景方向ではなく道を挟んで反対方向のほうが、結構有名なんじゃないかと思います。
でもこんな坂がある道がとってもいい雰囲気があって、急ぐ中ついつい撮ってしまう・・・。
途中、チャマシヌントゥルも通りまして・・・
違うレトロさを持った洋館などもあったり。
こんな感じで通ってきて、世界装身具博物館もかなり興味深いものの、ひとまずNちゃんの希望の靴屋へと急ぎます。
それが
SPUR。
プチプラのシューズショップで、ガイドブックにもよく載っているお店。
合皮ものも多いからどうかな?とは思ったけど、デザインは可愛いものが多かったです。
お値段はW45000-59000ぐらいが多くて、デザイン考えるとお値段も見た目も可愛い出来上がりかも、と思いました。
この日は日曜の翌日だったからなのか、シーズン切り替わりだからなのか、あまり数は多くなかったのが残念だったけど、Nちゃんはお店中の靴を全部はいて、3足を購入してました。
私は日本では見ないようなラベンダーカラーの靴がちょっと欲しかったんだけど、サイズ合わなくて(このときの最後の在庫で違うサイズなし!)戦利品なし。
CさんNちゃんの購入した靴を撮らせてもらいました♪
デザインは良くあるものなんだけど、黒い靴のほうはビーズの色使いが絶妙でした。
サイトから写真を借りまして・・・。
玉虫カラーの、しかもそれがちょっと違う色出しの何種類かを組み合わせていて、日に当たるときにすごくカラフルになってなかなかの存在感でした。
銀色はCさんですが、これは革ではなくポリエチレンのようでですが、柔らかい素材で、とっても歩きやすいそうです。これもデザインが良くありそうなんだけれど、組みひものような不思議なひもとビーズのモチーフで、近くで見るとキラキラしてとってもきれいなのです。
ちなみにワタシがチラッと買おうと思ったのはこれ。
実際はこれよりもうちょっと明るい色でした。
W49,000だったので、当日レートだと4,000円未満?合皮の靴はもう履かなくなって長いけど、こんな色ならアリかな、と思ったものでした。
ソウルの女の子見てると、靴カラフルで可愛いものね。
Nちゃんはオマケでフットクッションと携帯用のクリーナーストラップを数分もらって、私も分けてもらいました。
これ可愛いの。便利だしうれしい。
そのあと、NちゃんがコスメのThe saemに行ってる間、わたしとCさんはこれまた有名シューズショップの
BABARAへ行きました♪
お店の写真何も撮ってなくて泣・・・。BABARAのサイトからお借りしました。
BABARAは通るたび、可愛い靴がいっぱいで本当にここで靴が欲しかったのです!
フラットシューズが有名ですが、私はヒールの靴が素敵なデザインばかりで形も美しく、興奮いたしました。
こちらは素材や中のクッションがグッと上質に作られているので、お値段もそれなりですが、やっぱり日本で探すよりちょっと個性があってしかも品のあるものがたっくさん。日本でさがすとちょっと見つからないなあ・・・というデザインが多かったです。
でも、このときすでにむくみきったわたしのアンヨでは、なんだかしっくり合う靴がなくて・・・。
時間もあまりなかったので、次の機会にじっくり買い物することを誓って、涙の撤退です。
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バーバラの前のカフェベネで一休みして、エステの予約を入れたロッテシティホテル麻浦へ向かいます・・・。
ただいま無料放送中のBS-FOXで、韓国のケーブル放送されていたget it Beautyを放送していますが、ワタシが購入したかったけれど使用感がわからず迷っていたアイテムがいろいろ紹介されていてとてもラッキー。ピンと来ていたカンははずれじゃなさそう。
この番組は、テクニック紹介や製品比較などもあって面白いです。ブランド名は隠しているけれど「あ、あそこのね」と想像つけることができるので、詳しい方ならピンと来るはず。