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SEOUL 2013 MARCH 心温まる柚子茶。

JUGEMテーマ:韓国旅行
 

ずっと外で歩き続けていたので、体が冷え切ってしまった。
ソマン教会から歩いてすぐのところに、三清洞にあるTea Therapy 行廊(ヘンナン)の狎鴎亭本店があるのを地図で見つけました。
歩くと五分くらいのところ。

このソマン教会のあたりは、本当にごくごく普通の住宅地で、汝矣島が金融街の合間に昔からの古いアパートがまだらに現れる町であったように、このあたりも開発のころに住宅が先に建ち、そのあとに大型商業施設が出来て、街が変貌していったのだろうと見てとれる場所でした。

東京だってそういう場所はあるんですけれど、ソウルではその境目が突然現れる感覚です。

たとえば銀座などは、どこからどこまで行っても、人が住まう雰囲気は少ない。
グラデーションのように、大小、新旧のお店が並んでいるという状態。
百貨店が小さなスペースに沢山集まって、それらの硬質感に小さな古い店が温暖感をもたらす。
裏道の迷路に入り込むと、知る人だけが知り、昔の時代を名残惜しむ酒場や食堂がある。
でも、なにやらそれらは規則正しく居場所を決めて存在しているように感じられます。

「すぐそば」という意味では、現代百貨店の狎鴎亭本店だって、ソマン教会からはすぐ近く。
清潭洞の大通りこそスーツやドレスを着たようなお店が並んでいますけど、狎鴎亭駅に近づくにつれ、大通りのすぐ裏に、それこそチョガッポで出来たカラフルなポジャギのように、まだらの生活感があるんです。


いつぞや、仁寺洞のソムニさんでいただいたチョガッポのカード


これを見ていると、町の生気は「商業気配」ではなくて、生活気配なんじゃないかなーとつくづく感じます。

どちらがいいとか悪いとかではありません。
東京が国際都市として好まれる理由の一つに、こういった綺麗な区画出会ったり、綺麗な町並みであったりするんですし、当然それはわたしも便利や安心を感じる。

でも人生のほぼ毎日をそのようにしっかりとした確定的な中において過ごすと、ソウルのような色彩同士が邪魔することなく混ざりあったり重なりあったりするさまが、楽しく感じられるわけです。

それはおそらく日本人ののんきな旅情なんでしょうけどね。

ソウルは少しづつ、このように、ともすれば生活気配のこぼれ出しそうな都会を失いつつあって、さびしくもあります。




Tea Therapyの本店も、このようなまだらの町にひっそりとたたずんでいました。
三清洞の古い行廊を用いたお店とは全く違った、カジュアルな雰囲気のお店。
人を迎え入れる雰囲気があり、スッと入ることができました。

入ったとき、店内には2組のお客様。
韓国カップルと日本人カップル。後から日本人親子もやってきたので、日本人ばかりになってしまいました。

メニューを眺め見たものの、韓国カップルの女の子が柚子茶を飲んでおり、それを見て色合いが綺麗だったから、やはりここは初志貫徹と私もまねしたように柚子茶をお願いしました。



やってきた柚子茶は小さめのピッチャーに注がれてやってきました。



かわいらしい紫のお花。
黄色の柚子茶にこの薄紫の花がなんと合うこと。
こんなお花、昔は家の周りでよく見かけたものだけれど、なんと言ったでしょうか。



この柚子茶。
陽の入る店内ではもっと春の雰囲気に感じられる黄色でした。

そして、さっぱりと軽やかな甘さで作られた柚子茶。
これは何の甘みだろう。
砂糖ではもちろんない。はちみつとも違う。

甘いけれど甘ったるくなく。

隣の韓国カップルの様子は、間合いに恋のムードをふんだんに振りまきながら、べたべたとしない清涼感を持っていた。

そういう席にこの柚子茶はとっても似合う。

今後Tea Therapyに行くとしたら、行動範囲からすると安国洞の行廊店に行くことの方が多いとは思うんだけど、こちらのお店の方も明るくて静かに時間が流れていました。

柚子茶おいしかった。
一人でいて感覚が鈍る気がしたんですが、口いっぱい広がる味わいが、優しくて幸せでした。

Tea therapyではちょこっとお買い物を。



前にも購入したハト麦とくこのスナック状にしたもの。
オットが随分気にいってたから、大袋で購入しちゃいました。
味付けをしていないので、気兼ねなく食べられます。
(しかしオットには酒のつまみになってしまうのだが・・・)

自分用にお茶も。
肌保湿を助けてくれる補陰茶(ポウムチャ)です。
トングレ(あまどころの根)、はとむぎ、くこのミックスティーです。
風のある中に歩き続けてたから、肌が乾いちゃって。

Tea Therapyの前には카페하네 커피공방(カペハネ コピコンバン/カフェハネ コーヒー工房)と書かれた自家焙煎をうたう喫茶店が。



よい車様ばかり停まっていてドキッとするけど、ここも期待できそうなお店のにおいが。
後で韓国語でグぐってみたら、結構評価のあるお店みたいで、関心わくわく。
(とあるブログでは「店の前に駐車できるのが便利」という言葉も笑)

どうしてもこの初日は、コーヒーや紅茶といったものが今一つ飲みたい気分にならない、そんな体調だったけれど、コーヒー飲むのに良さそうなお店が多いのが狎鴎亭のよいとこ。
路地ぐるぐるして、コーヒー行脚するのは面白そうじゃない?
ガイドブックなしで、犬の鼻のごとき勘で!

さてこのあとどうするか。
店の中で地図を見ていて、近くに韓菓のホウォンダン(好圓堂)があるのを発見。
梨大のお店は見かけてましたが、ここにもあるんですね。
カンジョンが食べたかったし、買って帰ることにしました。

小さくてひっそりした店なので、見落としてしまいそう・・・どころか見落としましたが。
昔っぽい、今風にこじゃれた感じもない、近所の「よしだ和菓子店」とでもいうような雰囲気でありながら、ケースの中のお菓子は何やら格式ある風。

茶食(タシク)などもありましたけれど、初志貫徹でカンジョン購入。



カンジョンは統一新羅のころ、茶文化が上流階級に広がり、そのころから茶菓子としてそえられたものだそうですね。
韓国のおこし、というとわかりやすいイメージですが、日本のおこしと違って、油で上がっています。

もちろんこちらのお店はきちんと作られていらっしゃるので、油がきついこともなくおいしく頂きました。



この好圓堂に行く途中、またソマン教会のそばだったですが、歩いていたら、一人の女性が何やら盛んにフライヤー撒きしている。
案の定私も視線に捉えられ、にっこりとチラシを渡され、教会でやるからうんたらかんたらと話していらっしゃる。

困って、「ええと、私日本人なので・・・」と言ったら、ああ〜とうなずいてまた笑顔で「日本の方でもいんですよ!英語の映画ですから!」と元気に言われました笑。

「お友達と来て下さい!いい映画だから!Good Movie!」といわれて、また早口の韓国語でちんぷんかんぷん状態ですが、とにかく「きっと来てくださいね!必ずですよ!」と手をしっかり握られてしまいましたが、もちろん行きはしませんでした笑。

フライヤーはさようならしちゃったのですが、確か人権的な映画と宗教的背景のある映画の2本だったと思う。
この手の映画をあんな元気に「絶対ね!」と勢いよく宣伝するのが韓国っぽいなあと思いました。

こんなことも楽しみの一つだけど、さてその話の小さな続き。

レコーディングタイム(誰も言わないだろう、今…)と化粧直しをするのに、現代百貨店に行こうと直結の地下道を歩いて、入口まで来たところ、またこの女性がフライヤー作戦にいそしんでいる。

ということでまたつかまって、猛烈アピールの息を切るところに、さっき会いましたと申しでましたら、またああ〜!となって、もう一度握手されました笑。
またまた絶対、必ず来て下さいね!との声を背中に、百貨店に消えていく私。

なんにしても、ソマン教会の周りの風景や人模様は、私の心に染まっているのでした。



Posted by なつしろぎく | comments(0) trackbacks(0)

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