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チョン・ミョンフン指揮 ソウルフィル来日公演@サントリーホール

 

ちょっと日が過ぎてしまったのですが、5月10日、サントリーホールで行われた、チョン・ミョンフン指揮のソウルフィルハーモニー管弦楽団来日公演に行ってまいりました。
2月のNHKホールにて、チョン・ミョンフンさんにすっかり引き寄せられたのですが、ソウルフィル・・・こちらはまったく印象がなかったので、ワクワク感が大きかったです。
しかも直前に、Y教授から「いい音出すんですよ、あの楽団は」とうらやましがられ、さらに期待が膨らみました。


画像はジャパンアーツよりお借りしました。

さて、写真にあるとおり、当初の演奏予定は
ドビュッシー 交響詩「海」
ラヴェル ラ・ヴァルス
チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」
だったのですが、曲目が変更され、ラ・メールとラ・ヴァルスの替わりにチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲、そしてソリストに庄司紗矢香さんが加わりました。

私は実は全然このことを知らなくて。当日は休みを取っていたのですが、仕事の打ち合わせを入れていました。お会いした先生にコンサートに行くことをお話したときに、庄司さんが急遽演奏されることになったそうですよ、と教えていただきました。なので曲目は会場に行って初めて知りました。
個人的にはラ・メールを聴くのが楽しみだったのですが、おそらくあの津波のことを思いやっての判断だったでしょうし、チョン・ミョンフンさんからの暖かな配慮だということがわかったので、歓迎すべき出来事でした。

というのも、3月にチョン・ミョンフンさんの指揮で、チェコ・フィルハーモニーのツアーが8公演予定されていて、それが3月10日から3月19日の日程だったのです。地震の後も、13日の東京公演までは行われたものの、チェコ政府からの帰還命令で、そのあとのスケジュールがキャンセルされたのです。この、後半の4公演にて競演するはずだったのが庄司紗矢香さん。前半はチョ・ソンジン君でしたが、彼は予定を終えることができたのです。このときのことを思って、予定を変更したのだとすぐに気付きました。

演奏に先立って、チョン・ミョンフンさんが通訳の方を伴って、日本語が話せないからと、英語での挨拶に立ちました。この通訳なさった方は、チョン・ミョンフンさんが日本の娘のような方だとおっしゃっておりました。

「あなたは何者かと問われることがあるが、私はまず一人の人間だと答える。そして第二に、音楽のおかげで音楽家である。そして第三に韓国人であると答えます」
そうおっしゃって、地震が起こったときに、残念なことにオーケストラが帰国を決定したため去らなければならなかったが、一刻も早く日本に戻ってきたいと思っていたこと、この日本にはたくさんの友人がおり、今回の地震に際しては単なる隣人ではなく、友人として役に立ちたいと思っていることをお話くださいました。

チョン・ミョンフンさんの気遣いの心に会場が暖まっておりました。
今回の公演には,チョン・ミョンフンさんが招いた東フィルの団員やN響の方も加わっていたそうです。
そして演奏が始まりました。

庄司紗矢香さんと共に、チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35。
この曲はすごく気分が高揚します。「北京バイオリン」で主人公の男の子が、育ての父親に力いっぱい弾いて聞かせるシーンを思い出します。

私は音楽の良し悪しも、オーケストラの技術も、指揮のよさもわかりはしない人間ですが、ソウルフィルの奏でる音は非常に優しく、そしてフレッシュで、最後の3楽章に向けては爆発的な力で明るく華やかなフィナーレを飾りました。

オーケストラを聴くのだというと、私などは多少緊張したまま、音楽に一生懸命ついていくという感覚もあるのですが、不思議に気楽に聞くことができ、心から楽しめました!

庄司さんは力強く、ピーンと張り詰めた弦の音を響かせながら、パワフルな演奏でした。女性的ですが、芯がきりっとしまった、かといってそれがイヤミにならず、柔らかいオーケストラの雰囲気にも反発しないのですから。

ヴァイオリン協奏曲が終わり、下がるオーケストラを見ていて、とっても若い人と女性が多いのにびっくりしました。20代もかなりいるように見えました。構えることなくさわやかで柔らかな音が聞けたのは、この若々しい団員たちだったからなのかも。欧米の奏者がわりと混ざっているのも目立ちましたね。国際的なオーケストラを目指しているように思いました。

そして休憩後は「悲愴」。
この曲は、聞くのに少し・・・勇気もいりますよね。上手であればあるだけ重い気持ちになるのですから。

でも、こちらにはまた大きな感動がありました。
ヴァイオリン協奏曲以上に素晴らしく指揮者とオーケストラが一体となったパワー。
表現の固まりになったような熱いムードが重い音と絡まって、キレイな弦の厚みある音と管楽器の優しい心地よさが重なって・・・。
最後、弦が消えゆくのをしっとりと味わったあとは、この楽団が、指揮者が、何にも負けずやってきてくれたことへの感動が観客からはじけました。
若い楽団員たちが、うれしそうに、恥ずかしそうに、光の中で笑っているのがまた素晴らしかった。

カーテンコールが繰り返され、そして何回目にチョン・ミョンフンさんが戻ってきたときだったでしょう。ぱっと指揮者台に乗って振り向いたかと思うと、突然アンコールの演奏が始まったのです。爽快!
アンコールもチャイコフスキーの交響曲第4番第4楽章。迫力の演奏で、始まりから終わりまで飲み込まれたままでした。
「悲愴」で物悲しい終わりにならないよう、心を躍らせて帰らせようという演出でしょうか?

そしてもう一度、指揮者も楽団員も高揚して引き上げていきましたが、終わらない拍手に着替えかけのチョン・ミョンフンさんがもう一度挨拶に。ステージ下の観客の手を力強く握りながら、ようやくステージ裏に戻っていきました。

なんというか・・・みんな、音楽を待っていたのかもしれません。
日本ではもちろん、ソウルフィルの評判なんてまだ無い状態からの公演。
だけどキャンセルの相次いだ海外オーケストラ公演のなか、暖かな人柄のチョン・ミョンフンさんが、歴史ある楽団にもかかわらず、フレッシュなメンバーで活き活きとして見せたこの夜。音楽を待っていた人が、自然とこころを明るくしてもらえるような、疲労の無い心地よい興奮を得られて、楽しんだ夜だったのだと思います。

もちろんプロから見たらああだのこうだのっていうのでしょうが、もっとがっちがちに演奏されるかと思ったら、どこかにさわやかな甘さを感じながら、親しみにあふれて聴けたのだから、私はすごくうれしかったです。

それでもって、8月のアジア・フィルも聴きにいっちゃおうかなあ・・・と早速狙っている次第です。

来年以降も来日公演が予定されているとのこと。
オーディションで楽団員のリフレッシュと緊張が絶えないというこのソウルフィル。
また翌年は全く様相が違うかもしれませんよね!



拙い感想ですが、あらためて指揮者と楽団に感謝!

Posted by なつしろぎく | comments(2) trackbacks(0)

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comments
本当に、本当に、私もまったく同じことを思いました。もっと上手な演奏というのもあるんでしょうが、この感動を、あの時に、私たちに届けてくれたチョン・ミョンフンさん、ソウルフィルの団員皆さん、そしてあの会場で同じ感動を味わった皆さんに、ありがとう!
では、アジアフィル公演で。また新たな感動を期待しつつ。
野茨 | 2011/05/21 11:47
>野茨さま。

コメントありがとうございます。
同じ場所にいらしたんですね。
なにか気持ちのいい演奏でしたね。「もしかしたら中止になるかも・・・」と地震の直後は思いましたが、本当に公演に来てくれてありがとう、という思いでした。
アジアフィルも楽しみですね。
なつしろぎく | 2011/05/21 19:41









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