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加賀の残り香・・・2

初春の金沢、Day 2です。

2日目は朝から空が泣きそうな色しておりました。
すでに一雨降ったらしい水溜りが、隣接する建物に見えます。

夕方からは本降りだとニュースでも言っていたので、まだ空のもっている時間を無駄にせずさっさと行動開始!と、気合入れ込んで朝食会場へ。

レストランではなくバンケットルームを朝食用にセッティングしてます。→



かわいくないなあ写真。
でもこれしかないんです(涙)

朝食はビュッフェスタイルで和食と洋食が用意されています。
この日私は、前日たっぷり食べたおでんの余韻があって、軽めにパンと洋食とサラダ(大根&水菜)、ヨーグルト・フルーツを・・・。
デザートにはなぜかわらびもちあり。
外国からの皆様、不思議そう。おそるおそるミニトングでつかんで、ぷにっという感覚に「なんだこれ〜」な顔をしてらっしゃった。
そのまま食べるものかわからないのか、ヨーグルトの傍にあるブルーベリーソースをじーっと眺めていたので、「違うぞ〜」と熱視線を送っておいた(不親切)。

日本の方はやっぱり、石川県の地のものを使ったメニューがある和食を選ぶ方が多かったですね。

お味噌汁は辛口・色濃い目の加賀味噌。ご飯は石川コシヒカリと、日替わりご飯がありました。初日はたけのこご飯。
おかずに車麩やしょっつるを使った煮物とか含めて、6.7種類?ほかにも納豆とか酒盗とか小さいものが何種類か。

オットは和で、納豆、やっこ、菜の花の胡麻和え、ごりの佃煮・・・そのほか、小さなおかずをお皿にたくさん盛って。ドリンクにはもちろん加賀棒茶。

大型ホテルのように豪華ではないし、味はもうひとつ、会場がちょっと狭いので、朝食から優雅♪♪・・・なムードを感じたい人には不向きかもしれません。

特に朝日の入らない宴会場はちょっと惜しすぎるかと。
お値段から考えると、私的には充分な内容だと思ったけれど、たぶん日本人って(特に女性陣)はコスパ最高!!なプチラグジュアリーを求めるんじゃないかな〜。見た目のスタイルとか、雰囲気とか、すごく重視されちゃう感じがします。

お部屋も悪くないし、温泉もあるしで、なかなか良い部分を持っているので、ちょっと食事が弱いのがもったいないですね。工夫して改善すると、すごく価値の高いホテルになる気がします。

・・・と長々語るのは、ここ、結構気に入っちゃったから。


さて食後一休みして、この日の第一目標である、港町大野へ向かいます。
映画「しあわせのかおり」の舞台となった街です。醤油の5大生産地のひとつでもあります。
かといって、ガイドブックにはあんまり載ってない。

ホテルからてくてく朝の散歩代わりに歩き、武蔵ヶ辻のバス停留所(近江町市場の入り口近く、名鉄エムザの前)へ。
そこから路線バスでとろりんぷらりん、30分くらいかなあ。
やがてバスのお客さんが皆降りて行き・・・
われわれ二人になりました。

「あんたら、どこいくん?」と運転手のおじさんが。
「えーっと、大野・・・」
「大野やろけど、どこ?からくりのほう?」
「あ、はい、からくりに行きます」
「ほいじゃ、大野についたら道教えるから」

このおじさん、すごいいい人で、大野にバスがついたとき、

「えーと、ここの道をまっすぐ行きよると海のほうだから、そこをまがっていくとからくり。
で、この先を行くとすし屋があるんやけど、その前に帰りのバス停があるから。
でも、一時間に一本くらいだから、先バス見といたほうがいいよ」

ありがたかったー。しっかり先にチェックしていきましたよ。
訛りが、当たり前なんだけどお義父さんやお義母さんの話すのに似ているから、なんだかほっこりしました。

それでバス停に先に行ったわけですが・・・はてすし屋?と思って見回すと、立派な店構えの・・・



宝生寿司」さんです。

この日はあらかじめ市街地に戻って近江町市場で食べることに決めていたので、残念ながら外から見てるだけだったのですけど、結構大きなおすし屋さんで、お昼ごろのバスにあわせて戻ってきた時はたくさんのお客さんで埋まってました。

次訪れたら入ってみたいな〜。

この日はものすごい風。
本気で吹き飛ばされそうになりつつ、ひらふら歩いていきます。

海へと流れる大野川にかかる橋をわたると、向こう岸は小島になっております。
橋の上からふと見ると、雪を被った山々が。



もうすぐそこは海、でも振り返ると山。
海なし県育ちの私は、海に近づく興奮と、山に見守られる安心を交互の波のように感じつつ更に歩いて・・・。

大野の昔お台場だったところに公園があります。
黒船に備えて大砲置いてたらしいんですけどね・・・。



なんか、ちびっこい・・・。
(もちろん実物ではなく、資料を基に再現したものだけど)

中にはちょっとした船のモニュメントとかあって子供の遊び場になってるようなんだけど、時間を考慮して進んでいきます。



街の風景もなかなか味わい深かったけど、風が強くて写真どころではありませんでした・・・。

そして着いたのが・・・。



海を臨む場所にある、石川県金沢港からくり記念館です→

幕末の科学者であり、からくり師でもあった大野弁吉は、妻の実家である大野で生涯を終えたのだそうで、それにちなんだ記念館。

人はまばらです。ここに観光に来る人、少ないんだね・・・といいつつ中へ。

館内の様子はHPで覗いてみてくださいね→

あまりに人気が少ないので、ちょっと不安だったのですが・・・ここ、ものすご〜く面白かったです!
茶運び人形も実際見たの初めて。綾小路きみ麻呂めいた講談人形がいたり、からくりつきの引き車(指南車という、人形が南だけを指し示し続ける車と、記里鼓車という電電太鼓を叩く人形の車)を実際動かしたり、覗き穴から箱の中のからくり絵巻を見たりとか、寄木細工で出来た沢山のからくり箱のトリックが解けず、必死で開けようと試みたり。あと何気に飾ってある騙し絵にはまってみたり・・・。

そしてエレキテルの体験も出来ます。
夫婦二人でやってみたんですが、それはもう電流ビリビリでしたよ。

金沢旅行で時間があるなら、コチラお勧めです。

からくりを楽しみすぎて、意外と時間が押してます・・・。
急いで二つ目の目的、お醤油蔵へ!

からくりから歩いて7.8分だったかな?
ヤマト醤油味噌のお店、醤(ひしほ)蔵です。



中には沢山人が。外の静かさがうそのように賑やか。
入るや否や、スタッフの方が「どうぞ味見してってくださ〜い」と、温かいだしつゆを小さなコップで分けてくれます。
7倍濃縮のうす色だし。白ダシっぽいのかな。味はあっさりしているけどダシが利いてます。
それをいただいたオット、きらん☆と目を光らせ、「これ買って帰ろう!」といきなり1リットルの大ボトルを抱きしめまして。
「でも醤油買ってお土産も買ってだし、さすがに重くない?」と言ったのですが、「大丈夫、俺は力持ちだ」とか言っちゃって。
気に入っちゃったのね〜。

・・・と思ったら、お醤油やら塩ポン酢やらかごに乗せてるうち、「やっぱり重いか〜」と、1リットルはあきらめ、260mlボトルに替えましたよ。

お醤油は何種類もあるだけに、コチラも味見をしてから買えます。
まあ見事なくらい、全部違う味。
甘いの、辛いの、さっぱり目、しっかり目・・・。
中でも気に入ったのが、香気がぱっと華やかに感じた「ひしほ醤油」。鼻に香りが立ったあとすぐ、しゃっとうまみある辛さが舌の上に広がります。本当においしい。
それから「塩ぽん酢」を購入。さっぱり味で、ほんのり甘みがあります。

・・・ひしほ醤油も買って帰ったのですが、その後日本橋高島屋に売っているのを発見・・・!D&Dでも扱うお店があるらしく、東京でも買える、まさに「しあわせのかおり」な醤油です。



売り場に併設された大正モダンなお部屋・・・。
お店で売っている醤油ソフトクリームをここでいただきました。

醤油ソフト、写真撮る前にぱくっといってしまった。
そんなにこてこてした醤油の味じゃなく、ほんのり。みたらし風味かな〜?
ちなみに自由に使える「アイスにかける醤油」をおいてあります。
で、やっぱり食べてみたかったので、ちょろっとたらしてみると・・・さらに濃厚なみたらし。
水あめが入ってるからとろんとしたお醤油です。

あと、温かい棒茶をサービスでいただきました。サービス満点のヤマトさんです。

ヤマトさんを後にして・・・



ほかのお醤油やさんも見てみたかったけれど・・・時間がビミョーになってきたので最後に日本の灯台50選に入っているという大野灯台を目指します。



渡ってきた橋を戻って、大野川沿いに歩けば見えてくる四角い灯台。
通常は中に入れません。なので外から眺めて・・・。
人気もなく、車もほとんど通らなかったこの日、白くひっそりたたずむ灯台は、ちょっと近づきにくいたたずまい。なんかラプンツェルいそうな・・・。

宝生寿司さんの前まで戻ってきて、少し時間があったので辺りをちょろりと周ってみました。
金沢市街地もそうですが、町屋の雰囲気を残した家が沢山あるのです。時代を感じさせる黒っぽい木造家屋を見ながら、人気のない小路地を巡って・・・。ちょっとばかり、不思議なムードを味わえますよ。

写真も撮ったのですが・・・こちらのサイトがわかりやすいので、ぜひご覧下さい→
行く前には知らなかったサイトですが、今度行くときには参考にしたいです。

小雨が降り始めるなか、バスががたごとやってきました。帰り道はうつらうつら・・・。

お腹は減ってきてましたが、雨が降る前に行っておきたい場所へ。
にし茶屋街と長町です。



金沢三茶屋街のひとつ、にし茶屋街はこじんまりとしています。
今でも料亭や置屋さんが軒を連ねる街ということもあって、昼の日曜日、かなり静かです。
ぴっと背筋に力を張らせてしまうようなムードがあります。



大正時代からの建物という検番。さすがに芸妓さんは見当たりませんでしたが。

この向かいにあるのが、甘納豆の「かわむら」さん。
戸を開けると小さなお店にはぎっしりの人。
こちらでは両親知人へのお土産とか買いました。



かわいらしいでしょ?
お土産編はまた後に・・・。

降っては止む雨の中、武家屋敷の並ぶ長町へ向かいます。



途中渡っていくのが犀川。
泉鏡花が浅野川を「女川」と表したのに対して、犀川を男川と呼ぶようになったとか聞きます。
なんだか水面が青っぽく見えました。
梅の花か早咲きの桜か・・・ブルーグレーの水面と対比が綺麗でした。
そういえば室生犀星・・・犀の字、ここから来たのかな?

長町についたころには雨が強くなって、写真を撮る余裕がなくなってしまったのが残念です。
香林坊の商業ビルからわずかなところに、急に武家屋敷が立ち並ぶ一角が現れるのだから、ちょっとびっくりします。
常緑樹の深い緑に門構えの黒茶、黄土色の壁にグレーの石畳。
香林坊は雑多な色彩が逆に無彩色な感覚に陥りますが、このどっしりとした重みとシンプルでシャープな風貌の連続に、空気が1度落ちたように思えます。

更にそこから歩いて歩いて・・・近江町市場を目指します。お昼は市民の台所・近江町市場で海鮮丼!のために。
武蔵ヶ辻に戻ると、時刻は午後3時半を過ぎていました。

重い荷物もあってやや疲れ目、悠長に選ぶ努力を省き・・・ガイドブックに載っているお店のひとつに入りました。
2人ともそんなにがっしり食べたい感じもなかったので・・・メニューの中でも気持小ぶりな海鮮丼を頼みました。



盛り付けがいまいち・・・そして。
・・・良くある話ですが、写真と違うぞ、というやつです。
はずしたかも、と思いつつ、市場だから新鮮なのは間違いないだろうと期待してぱくり・・・。

ネタがあったまってる(泣)。しかも水っぽい・・・(涙)。
たぶんガイドブックでお客さんが多い店なんで、酢飯を切らしちゃって急いで作ったんでしょうけど、その酢飯がホカホカ。さすがにあんまりだ・・・と淋しい気持ちになって、翌日また別のところで食べようということに。大野でおいしい醤油の余韻に浸ったあとだったので、なんだか余計に残念。

ガイドブックの落とし穴ってこんなところにあるんだなあ。

ちょっと盛り下がった気持同様、荷物が重い。ここでホテルに一度戻ります。

お堀に沿って歩いていると・・・あれ?



水の中を覗き込んでる鳥・・・。これって鷺の仲間?



じい〜〜〜っと視線を水の中に向けたまま、ほとんど動きもせず。
こっちもじい〜〜〜っと彼(?)のことを見つめてたたずんでしまった。

あんなふうに魚を狙うものなのかしら、と話しつつ歩き出すと、そのほんのわずか先にある家の前で・・・



今度は「家に入れて・・・」とじ〜〜〜っと中を覗く猫がおりましたよ。
なんかちょっと気分盛り上がったぞ。

ホテルに戻って30分お昼寝。エネルギー充電しました。
外を見ると雨が止んでます。
それなら夜の風情が素敵だと言う、ひがしの茶屋街に行ってから夕食にしようとでかけたのはいいですが、ひがし茶屋街に着いたと同時に激しい雨が!!
バケツひっくり返したっていうどころでなく、川の水をひっくり返したようだった。
仕方なく、何とか屋根つきのバス停に飛び込んで、夕食のために金沢駅の方向に向かいました。

金沢駅には大きな商業施設がどかっとあって、お土産買ったり食事したりに便利です。
この日もなぜか「黒百合」というお店でおでんを食べて、どて焼きつまみました→
ここのどて焼きおいしかったですよ。お刺身もよかった。

これにて2日目は終了・・・。

Posted by なつしろぎく | comments(0) trackbacks(0)

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