ジャヨンミさんを通じて、長いことisoi(アイソイ)のいろんな製品を試させていただいています。
わたくし、迷える不惑世代の乾燥肌。人間、中身同様、年を追うごとに当然お肌の好みもウルサくなってきています。
なので、「ぐっ」とくるものもあれば、当然「うーん」もある。
誰かにとってよいものが、私にとってよいとは限らないわけです。
ブログなどで製品を試して、個人的な感想をあげることの意味は、それでも、プライベートな環境で、しがらみを持たず、素直に書き募る内容が様々に揃うことによって、消費者が探す「何か」の材料になればいいことなんじゃないか?
・・・ということで。
まずは「ぐっ」ときたアイテム。
冬の救世主・オイルです。
ブルガリアンローズインテンシブエナジャイジングオイル 15ml ₩69,000
불가리안 로즈 인텐시브 에너자이징 오일
磨り硝子のボトルにのぞく淡いゴールドカラーのオイル。
isoi(アイソイ)のトップスターである最上級ブルガリアンローズを使用した、高栄養の美容オイルです。
isoi(アイソイ)のオイルというと、以前ハングルシリーズの「
水分を守ってくれるさっぱりオイル」を試させていただいたこともありますが、あのオイルはさっぱりくせがないタイプ、今回はぐぐっと高栄養なオイル。価格も「ぐぐっ」と高額です。
・・・で、やっぱり、こちらのオイルはもう、最初の使用の瞬間から、「ぐっ」と来たんですね。
お値段の話ではありません。栄養の話です。
まずは全成分をご紹介させていただきますと・・・。
マカデミア油、メドウフォーム種子油、杏仁油、グレープシード油、オリーブ油、カメリア油、アルガンツリー種子油、サフラワー種子油、ダマスクローズ油、ホホバ種子油、シーバックソーン油、月見草種子油、トコフェロール、ニアウリ葉油、ローズマリーエキス、カモミール花/葉エキス、アジアセンテラチカエキス、甘草エキス
まず、オイルの種類が、すごくバランスが良い感じがしました!さらっとタイプとこっくりタイプがミックスされてます。
テクスチャーはしっとり・こっくりが好みの私には、さらさら浸透する感覚と、表面でしっかり守るような感覚が、肌に塗る指先から同時にやってくるので、かなり安心感があり、心地よく感じます。
肌の表面はもっちり。やっぱりライトなオイルに比べると、しっかり弾力の効果を感じますね。保湿パワーもしっかりあるのですが、くどさはなくて使いやすい。
なにより冬に使うにはうってつけの栄養感が良いです。
容量も15mlとちょうど良い。早い内に使い切りたいので、美容液としてのオイルと考えると、この量が理想なのです。
薔薇の香り、最近のisoi(アイソイ)製品は、少し蜜のあるフルーティーな香りに感じられて、私の好みです。
使うたび「美味」と思ってしまうのも、なお素直にこのオイルを受容する理由なのかも・・・。
それこそもう、毎日使っていたら、あっという間になくなっちゃったんですけどね。
ひと瓶食べきる早さに、われながらびっくりする愛用ぶりでした。
それから、
以前にもレポートしましたこのローションをまたテストさせていただきました。
ブルガリアンローズ リカバリー1stエッセンスローション 100ml ₩49,800
불가리안로즈 리커버리 1st 에센스로션
こちらは以前使ったのが春先で、今回は冬のど真ん中で使いました。
リニューアルではなくて、全く同じ処方のものだそうです。
以前使用したときはわりあいさっぱり系に感じた気がするんですが、今回使ってみたら、割と保湿力高く感じましたね。
油分を感じるというか。
これ、浸透するまで少しかかるんですね。
その途中ではこのように白く肌の上に筋を書くような感じです。
なので、この浸透するまでの間、軽くマッサージして使いました。
ふつうにマッサージ用にするには、つるんと滑りすぎる感覚があるので、薔薇の香りを楽しみながらリラックスするためのごくごく簡単なものですけれど、多目の3−4プッシュを取って、やさしめに塗り込んでいくと、馴染んだ後、しっとりもっちりとなって肌つやっと。
乳液だけど美容液のような効果もあるとうたっている製品なわけですが、保湿力であり加湿力であり、確かにね、と実感します。
もともと韓国の乳液は、日本よりもがっつり潤いを閉じ込めたり肌を柔らかくすることに力が入っている印象ながら、テクスチャ自体はわりに素直でした。
逆に日本のコスメでは乳液嫌いが多いせいか、気軽に使えるようにか、とってもテクスチャ調整をがんばりすぎて、逆に私は不自然さを感じて、ニガテステップになってしまったものです。
逆に未だうぶな様子に見えた韓国の素直な乳液たちは、しかし実直な仕事ぶりでした。その明確明快ぶりをすっかり気にいって、いやだった乳液のステップも楽しむようになり、たっぷり惜しみなく肌に食べさせてきました。
だから、「乳液力」で魅せてくれる時って、他のどの製品よりうれしい!と思ってしまうのです。
乳液を使わずしてクリームの底力は発揮されないし、レイヤーで潤いを層で与えていくのが基礎ケアなのかな、と思っています。
ただし、やっぱり浸透の時間がかかるというのは、働く身分としては忙しい朝にはキツイ・・・。
だからこれは休みの日に使うことが多いのですが、馴染んだときの感触が好きで、ついついそのままハンドマッサージにも使っちゃいます。100ml/49,800Wですから、かなり贅沢な使用方法にはなっちゃいますが、思ったよりしっとり感も続くし、このエッセンスローションって、首とかにも軽くマッサージしたりするにもやりやすいのですよ。今度これで乳液パックしようかしら。
このローション、浸透にしてもテクスチャにしても、おそらく好みがはっきり分かれるものになると思います。あと、おおよそ情報社会に身を投じる女性方においては、スピーディーな魅力に心とろける傾向。この乳液みたいにじわっとくるものはその良さがなかなかすぐにわからず、簡単に結論を下してしまうんじゃないかという気もします。
決して便利にできあがっているわけではないんですが、逆に少し不便なところも魅力に変えてしまえるんだなと、かなり楽しませていただきました。
そもそも、そういう発見を出来るものが、実は長いこと好きでいられる気がするんですよね。短所に見えるところもマイナスでなくなるというのは、人とのつきあい方と同じようです。
このローションは蒸し暑い時期には重いかもしれませんが、私の肌ならそれ以外の3シーズンは使い続けられるかな。
さて、次は個性のしっぽに触れず、感想をどう記すべきか思い悩んだ製品。
フェイシャルエッセンス ジンセンマスク 1枚7,000W
페이셜 에센스 진생 마스크
これ、去年3月にジャヨンミさんとisoi(アイソイ)狎鴎亭店にいったとき、”ヨンビ(然妃)”の名前だったと思うんですが、このパッケージでは中国語読みのランフェイと書かれていて、中国の方を意識していることを感じます。
それもそのはず、これは高麗人参のジンセンマスクなのです。
コスメも高麗人参も中国からの観光客の皆様がターゲットにされている品ですから、当然単純ならざる高麗人参のコスメというのも生まれてしかるべきですね。
成分にこだわりの強いisoi、このマスクはかなり楽しみでした。
ジャヨンミさんにいただいた説明によると。
浸透力が高い保湿成分が肌のすみずみまで水分を与える集中保湿ケアマスクです。
高麗人参エキスとアイソイ独自のしわ改善特許成分、オオヒラタケ発酵ろ過物が肌のエラスターゼの活性を防ぎしわ管理をサポート。弾力ある肌に導きます。
ふむ。弾力。冬には限りなく頼りなさを感じさせる、弾力。
シートはやや横広。この形、韓国のシートマスクに多いけれど、なんでだろ。
逆に日本のは端までぴったりこないくらいの幅狭タイプが多い気がする。
幅があると端っこまで出来る反面、少し密着度が落ちるし、幅が足りないのはなんだか隙のあるスペシャルケアになってる気がしてしまうし。好き好きなんだけどね。顔幅も・・・。
厚めのコットンシート。とろみの少ない液質なので、何度かもみもみして良く含ませてからつけます。
この生地、たっぷり含む感じがないから、適当に手にとってシート上からぱしゃぱしゃつけてあげるもありですね。
パック時間は15分ほどでしょうか。刺激も全くなく、ごくごく穏やかに使用できました。
成分の安全性にこだわるisoiが、マスクシートを作るのには大変な苦労を伴うという話を聞きましたが、シートマスクは保存と品質維持の難しさを持っており、防腐作用を持つ成分を入れると肌の刺激になることもあり得るので、成分を
潤い与える度合いもそこそこあり、ふつうに「うん、まあ、潤ったかな」とか思いますが、かといってこれぞという特質みたいなものも通じてこないので・・・。単価は1,000円未満ですが、スペシャルケアとして考えると、1回で何かこう、次も使用したいというほどの特徴を感じられなくて、言葉に詰まるところです。
どこか、コミュニケーションが取りにくいアイテムになってしまったような。
悪いわけではないのですが、化粧水パックでも割としっとり感はもらえたりすることを考えると、穏やかで内気なこの製品の良さが、残念ながら一度には理解することが出来ず、人見知り同士のもそもそとした大人らしからぬうぶな出会いで終わってしまいました。
グリーンキャビアのシートマスクも効果だったけれど、あちらの方が輪郭が見えやすかったかな。
もしかすると、嘘がないだけに秘密のない真実のみの事実をなかなか信じられない、情報過多な人間の悪癖なんじゃないか?と思ったりもするわけです。少なくともアンチエイジングのコスメで、刺激をこのように抑えていられるということには、尊敬を向けていいことだと感じてもいます。
ただ、然妃のライン自体は関心があるので、今度お店に行ったら別の製品を改めてチェックしてみたいところです。
なお、このマスクと高麗人参ラインというか、然妃のラインナップは、確かオフラインのお店販売のみであったかと。
オンラインショップを見ても、このラインは掲載されていません。
<全成分>
精製水、グリセリン、ベタイン、エタノール、パンテノール、キサンタンガム、高麗人参エキス、カレンデュラエキス、オオヒラタケ発酵ろ過物、栗皮エキス、アセロラエキス、モロヘイヤエキス、ブロッコリーエキス、ローズマリーエキス、オウゴンエキス、ボタン根エキス、甘草エキス、五倍子エキス、オリーブ葉エキス、菊花エキス、ウツボグサエキス、ホワイトウィロー皮エキス、センテラアジアチカエキス、ニアウリ葉エキス、カモミール花/葉エキス
うん、好きな成分ばっかりだなあ・・・。
・・・そして、時期的に「出会うのが早すぎたの」と、ドラマよろしくつぶやいてしまいそうだった・・・。
ブルガリアンローズ ポアタイトニング フレッシュジェルクリーム 50ml ₩55,000
불가리안 로즈 포어 타이트닝 프레쉬 젤 크림
<全成分>
精製水、ソルビトール、グリセリン、キサンタンガム、トレハロース、ベタイン、カラギナン、アラントイン、乳酸、マカデミアオイル、オリーブオイル、ダマスクローズ花油、パンテノール、アデノシン、トコフェリルアセテート、オオヒラタケ発酵ろ過物、アサイ椰子エキス、ブルーベリーエキス、インディアングースベリー果実エキス、ツルタチバナ果実エキス、ラクトバシラス/大豆発酵エキス、ホワイトウィロー皮エキス、肉系エキス、オレガノエキス、ヒノキ葉エキス、スベリヒユエキス、パルミトイルトリペプチド-5、栗皮エキス、アジアセンテラチカエキス、ツボクサエキス、アセロラエキス、モロヘイヤ葉エキス、ブロッコリーエキス、ローズマリーエキス、オウゴンエキス、ボタン根エキス、甘草エキス
ポアタイトニングの言葉通り、混合肌の毛穴対策かつアンチエイジングの機能も与えたという、韓国コスメらしい多角機能製品です。
オウゴン&シナモンが皮脂コントロール、大豆発酵エキスとオオヒラタケ発酵濾過物が弾力ケアということです。アデノシンもいますね。
でも全体的にはやっぱり皮脂の強い肌用ということが現れている構成という感じ・・・。
が、が、わたくし、油らしい油が出てこない人間なんですよね・・・。
冬にはオイル→化粧水→オイル→ローション→オイルと三重オイルでがんばったりしていますし・・・。
固めのジェル、キサンタンガムなどの存在感が出ている、素朴なテクスチャです。
さくさくっとしたジェリーという感じ?
ぷるるんとうなるようなタイプではなく、指先でぷちゅっとつぶれて緩むような感触。
・・・で、何度かに分けて使ってはみたんですが、これ、すごくクールな感じがするんです。
ミント?と思ったくらい。でも、いないんです、そういうの。
で、塗ってしばらくしたら、毛穴がきゅーっと縮む感じがする!びっくりです。なんてったってご縁のない感覚でしたから、「これがポアタイトニング!」とある意味お初の体験で納得したんですね。名前そのもの!
そしてそののち、すごくさらさらになる!わあ、これが皮脂ケアというものね!わたしの未開の世界到達(笑)。
さらさらでももちろん、シリコン系のさらりではないので、軽やかな呼吸感もあり、清涼。
でも、でも、私の秋冬にはムリだったなあ・・・さすがに。
といいながら、何度か試してみたんですけどね。何かいい方法で使えないかなーとか。
夏だったら?
わたし、夏に測定してもらっても「油分足りてない」って言われるから、使うかどうかは悩ましいけれど、鎮静効果に期待できるんじゃないかって思いました。
フタとしてのクリームに使うのには無理があるんだけど、そちらはもう少し保湿力のある物にするにしても、たとえばパックとして使ってみたり、バスタイムにこれを塗って入って置いて、のぼせ防止しながらクールケアにするとか、ちょっと応用して使えそうだと思っています。
肌に刺激的な防腐剤はないので、使用期間は6ヶ月のため、今回試させていただいたのはもちろん夏までは使えないのですが、水分供給は感じるアイテムなので、真夏の熱気と湿気に負けないために、有効な気がいたしました。
価格的にはそれなりなので、サブアイテムとして投入するにはちょっときついけれども、肌のバテるときはシンプルで効果的な方法を考えなきゃだから、こういう製品があることは覚えておかないとね。
こういったように、本当に自分との相性というのが実に分かれるのですが、季節に、状態にあわせて、いろいろと組み合わせて使っていけるかな、という部分はどの製品にもあるので、あとは判断力をつけ選択していくことですよね。
でも、1stエッセンスローションとエナジャイジングオイルは惜しみなく「好き」です。ふふ。
さあ、4年に一度のオリンピックがまもなく開催します。
オリンピックアレルジーの強い私で、最近は五輪に限らずアレルジー要素のコンプレックスに悩まされる状態ですけど、一つのおわり、一つのはじまりであることは間違えありません。
自国の選手だけでなく、世界中のすべての選手たちに、敬意で声援を送りたい。