商品購入のおまけについてくるミニサイズのアイクリームが溜まっていたので、現品ストックがあるのにもかかわらず、いろんなものを使い比べておりました。
贅沢三昧。
赤
韓律(ハンユル) 極盡(クッチン)アイクリーム
한율 극진아이크림 現品は30ml W200,000
毒素除去→再生→弾力の3段階で、薄くて敏感な目元の輪郭を取り戻す韓方アイクリーム。
極盡膏という人参、タンポポ、山薬、升麻を長時間特別な煎じ方をして、高濃縮の韓方原液がしっかり使われています。
黄IOPE(アイオペ) スーパーバイタル エクストラモイストアイクリーム
아이오페 슈퍼바이탈엑스트라 모이스트 아이크림 現品 30ml W110,000
濃縮されたアメントフラボンを含有したイワヒバエキスとNLC成分が、瞬時に吸収され肌のキメを満たし、目元にしっとりとしたハリを与えるモイストバームテクスチャのアイクリーム。
白
AMORE PACIFIC(アモーレパシフィック) コントゥアーリフトエクストリームRXアイクリーム
아모레퍼시픽 컨투어 리프트 익스트림RX 아이크림 現品 15ml W180,000
オークシードエキス、クルクミン、高麗人参エキス、ツボクサエキスなどによるダーマレフィリングRXコンプレックス=ハリ増進をサポートする成分を配合。ナノデリバリーテクノロジーにより、吸収をより円滑にして、美容成分を肌へ送り届けて、緩みがちな目もとにハリを与える。カフェインを配合し、疲れやすい目元をすっきりさせる。
・・・このように、並びも並んで高価格アイクリームばかり。
アモーレパシフィック社のモノばかりなのに、それぞれずいぶん個性も際立って、楽しい使い比べになった。
テクスチャなどは写真に撮ることもなく使ってしまったものだから、大変申し訳ないけれど言葉での比較で終始します。
さて。
40歳周辺の女性にとってアイクリームは、大きな期待と夢を寄せるスターアイテムで、単純に「しっとり」だけではだめだし、ハリも明るさも引き出さねばならず、場合によっては時をさかのぼれとまで期待される完璧な偶像性を求められる。
天才が天才の立ち位置を求められる・・・以上の期待。
若さへの貪欲と闘いながら開発をして行かねばならないコスメティックサイエンスの専門家は、常に自身の目にしわを刻むほどに神経を使わねばならないんじゃないかと思う。
そのように運命づけられて生まれてくる子供たち。
いずれもミニサイズとはいえ、かなりしっかりした量だったので、1つで3週間くらいは使えたんじゃないかと思う。
採点法は独断で設定させていただくけれど、どこまでも私の好みにそって選んでいってみよう。
1. 使用感の麗しさ
韓律 極盡>IOPE スーパーバイタル>AMORE PACIFIC コントゥアーリフト
韓律の極盡アイクリームは、上等の生クリームを使ってきめ細やかなバターを作る途中の、少し水分を残した状態みたいな、ふんわりやわらかく濃厚なテクスチャ。
肌に乗せるとたちまちに肌の中にするんと吸い込まれながらも、表面に優しいベールを残してくれる。
穏やかな韓方の生薬的特徴の香りに甘いミルクと華やかなお香をミックスさせたようなオリエンタルな個性。これもまたうっとりとする。
IOPEスーパーバイタルは極盡よりもう少しコックリとして感じたテクスチャ。
香りは覚えていないので、それほど特徴的ではなかったかもしれない。
こちらも口どけの良いバタークリームのごとく、とろんと肌になじんでしっとりしみこんでいく。
極盡と甲乙つけがたいものはあるけれど、指先の官能度が極盡の方が勝った。
また韓方の特徴を優しく洗練上質クリームに変身させた個性の力も、極盡を印象付けたために、IOPEの最高級ラインたるこのアイクリームをやや点数の面で下げたにすぎない。
AMORE PACIFICのコントゥアーリフトは、上記2店に比べると粘りの強いかためのバームという強力さを感じさせるテクスチャ。これはこれで悪くないし、ある意味「力強い」がコントゥアーリフトの個性そのものなので、間違っていない。
ただ、私は食欲に近い使用感の満足こそ好んでしまうというだけでしょう。
同じAMORE PACIFICではやはりタイムレスポンスのほうが「麗しい」とろける使用感。
それと、手の体温で溶けさせて使用するのだけれど、私の血行不良の冷たい指先がちょっとそこに苦戦する。
ただ、つかってみるとまさにアモーレ社得意の浸透性が味わえます。ぺたぺたっとするテクスチャのわりに、ちゃんと肌の中から仕事するんだから。
2. 保湿の処方
保湿力ってすごく難しくて、人によって何が潤いと感じるかが違うと思う。
そしてこの3つの製品に関しては、どれも申し分のない保湿力だから、べつに順番つけなくたっていいや、と思ってしまうけれど、あえて比べるのなら保湿のバランス感でもって比べよう。
IOPE スーパーバイタル>韓律 極盡>AMORE PACIFIC コントゥアーリフト
油分の多い保湿という点ではコントゥアーリフトがしっかりとしている。
ただし朝晩両様出来るというかというと、朝の化粧戦争の短期決戦を作戦成功するにおいては、油分が良くないように働いてしまう時もあるための3番手。タイムレスポンスを王后とするなら、コントゥアーリフトは公主。ゆえにこの位置は苦い表情にさせるだろうけれど、庶民の価値観は少しばかり違うんだとわかってほしい。
極盡はわりにさっぱり系のしっとり。かといって乾燥をもたらしたりはしないし、朝でも十分使えちゃうなっていうところがいい。
しかしスーパーバイタルのほど良いコックリ感とふっくら感を合わせもった保湿力のほうが、もう少しだけ上手にできたという感じがする。ふたつの差はわずか。
3.ハリ・弾力の出し方AMORE PACIFIC コントゥアーリフト>韓律 極盡>IOPE スーパーバイタル
コントゥアーリフトはみっちりとしたハリが出る。
「あ、ハリってこうだったっけ」というような、しっかりした密度。
ただ、しっかりとマッサージのメソッドを通じて浸透させることが必要だし、体温でとろけさせてあげるのも必要。冷たい肌に冷たい手で乗せるのが少し効果を遅らせると思うので、そこは扱いにくさがある。
ふっくらしあわせな目もとになるという意味では、極盡がいい。
柔らかなふわふわから始まるハリなので、引き締まったなーと感じるコントゥアーリフトとは全く逆で、これはこれで楽しいスキンケア実感がある。艶も生まれるしくすみも出にくい。
スーパーバイタルは過不足なくじんわりハリをもたらすような感じじゃないだろうか。
ふわんというでもなく、日々潤って、じわんじわんとみちみちになっていく。
でも個性という意味では上記二つよりもやや印象が弱くなってしまった。
堅実に確実であることが損になってしまうかのようで嫌なのですが。
4.単純な好き度
韓律 極盡>IOPE スーパーバイタル>AMORE PACIFIC コントゥアーリフト
なんだかんだいったって、単純にどれが好き?という結論に尽きちゃうんだけど。
極盡は実に使うのに楽しいのだ。ふわんと漂う香りが良く、ハリががちっと出るわけではなくても、すごく健康で元気な目もとがやってくる。
実にうっとりな、ひたすらにうっとりなクリーム。
「目もとが明るくなったなあ」と感じられるのも良い。デトックスされたのかな。
お値段も「極」ですけれど、お得なセットがあったりすると買っちゃいそうな気がする。本気。
だって、アイクリームで30mlってたっぷりだしね。
スーパーバイタルは良いアイクリームなんです。
しっかり潤うし、じわじわくるし、とろけて肌の中から栄養がきゅんときいてくる感じがある。
使っている間はすごーく好きだったんだ。
少し、きっちりした優等生らしさが、個性際立つスターたちの前で光を暗くするのだけど。
でも、確実・間違えないアイクリームというところでは、認めるべき立ち位置なのです。
恋をするなら極盡、結婚するならスーパーバイタルって感じですか。
コントゥアーリフトは王家の宿命を背負わされ、その個性がフィルターを通して評価されることもあるだろう。
しかし、「力強さ」という明確なその特徴は、実力としてぶれないで伝わってくる。
しかし冬の凍る私の指先が使用を困難にさせた。温かい時期だったら良かったのかもしれない。
栄養の濃さは言うまでもない。
容量は他2つに比べて少ないように見えるけれど、実際に使用する量が米粒ほどだから、使いきるまでの時間は、結果的に同じくらいじゃないだろうか。
おそらく、これが1年後、2年後は、また評価がいろいろと変わるだろうし、改良のタイミングで印象もかわるかもしれない。
ところで、私は現在韓律の化粧水&乳液を使用していますが、これを購入したときのセットがこれ。
極盡スキン&エマルジョンの現品に加えて、ミニサイズのスキン&エマルジョン、洗顔フォーム、極盡エッセンス、極盡アイクリーム、極盡クリームの豪華なセットでした。
このアイクリームを使用してうっとりしていたのですが、このセットには実はさらにおまけがあったのです。
律呂原液、極盡エッセンス、極盡スキン&エマルジョン、極盡アイクリーム&クリーム・・・がさらにどん。
ということで、また、極盡アイクリームのうっとりを味わうことができるのです。
ちなみに極盡スキン&エマルジョンも只今絶賛愛用中。
近々UPしたいと思っております。