昨晩、世界陸上を横目に半分くらい記事を作ったところで、ぜーんぶ飛んでしまいました。
こまめに保存かけないといけないってわかってても、集中してると忘れちゃうんですよね・・・涙。
イシンバエワに倣って復活のきもちで、再投稿。
(ロシアンディーバらしい復活劇でしたねえ)
(わたしはあのような気質がありませんから、この程度のことで・・・)
手がけていたのは、アモーレパシフィックのブランドで、今年に入って登場したこの2つの比較。
右:雪花秀 美顔(ミアン)フィニッシャー
설화수 미안피니셔 80ml ₩90,000
左:eSpoir(エスプア) ピュアラディアンスグロウライザー
에스쁘아 퓨어 래디언스 글로우라이저 40ml ₩28,000
美顔(ミアン)フィニッシャーは5月の旅行時、ピュアラディアンスグロウライザーは3月の旅行時に購入。
どちらも発売したときに、「これは買わなくちゃ」と思った品です。
いずれも、各ブランドのサイトを確認すると、「スキンケア」に位置づけられています。
ところが、人々の感想を聞けばまるで下地のようでもあります。
より鮮明なのは美顔フィニッシャー。スキンケアのクロージングを果たし、メイクアップのオープニングを飾るアイテム。
ピュアラディアンスグロウライザーは、よりメイクアップの方に芯が動いていますが、スキンケア要素を高めている点では似ている。
これっていったいなんなの?ということになりそうですけれど、そういう細かいことに考えを巡らしたってどうしようもないのです。使ってみて、それが必要かどうかということしか。
既存の概念は、閉塞感にもなるから。
と、いうことで、まずは、高飛車にも美顔という名を冠したこちらのビジュアルを、凝視。
美顔フィニッシャー・・・。
・・・高飛車なんて言いましたけどね。
このボトルは、じっくり見て、感心しきり。
陶磁器にも似たフォルムのものがある。こういうボトルの美は雪花秀が得意とする部分ですが、アモーレパシフィックはさすが工芸品や美術品を抱えるだけあると、ついつい納得してしまう。
また、色合いがいい。
この写真だとわかりにくいのですが、白い色合いの中に、ゴールデンパールがちらちら輝くことで、柔らかく暖かみのある白を引き出してます。
このパール、上から釉を掛けたように、内から輝いて見える。
実際には表面に吹き付けてあるような感じもするんですが、そのまま、ただ見てみると、内から光を引き出してるよう見えてしまうんです。
日に当たると、ほんのりと肌色じみて、非常にきれい。
グラデーションになっているので、立体感があり、表情があります。
このフィニッシャーをして目指す美顔というものが、ボトルに明確に表現されている。
端正な、雪花秀然としたたたずまい。改めてみると、こんな風に感じます。
キャップの部分が、白磁からガラスへとなるようにグラデーションなのも、憎いですねえ。
こんな美しい様になるには努力が必要とでも?
いずれにせよ、東洋美人画のようなこのボトルには惚れ惚れです。
さて、このミアンフィニッシャー。
容量が、少し多めです。
80mlとは、それだけデイリーに使用して欲しいという現れかしらん。
ただし、容量が多いことで価格も上がってしまうので、憎いところでもある。
これがsu:mの対抗作フィニッシャー同様、50mlで₩60,000という程度であれば、皆もう少し喜ぶんだろう。
中身の話へ移りましょう。
説明には、スキンケアの最後に使用、サンクリームの前とあります。
私はクリームまでのフルコース終了後に使用。
私の場合はワンプッシュで両ほほ、あと半プッシュで額や鼻・あごなどという量でした。
ふわんとした乳液状です。
柔らかくて、伸ばすと水分感のある手触りも感じます。
指先で最初触るとふわんとしているけれど、みずみずしく滑らかに伸びて、すぐに吸収される感じ。
吸収はされるけれど、ごくごく薄いベールがかかるように、しっとりとする。
このテクスチャ、かなり好きです。
今年は節電ムードも相当緩んだようで、どこへ行ってもクーラーがしっかり効いているせいか、肌が乾燥します。実際計ってもらったところ、この時期でも油水分が足りていませんから、朝でもできるだけしっかりスキンケアするんですが、その後でも負担なく使える、軽やかな感触です。
香りも、これまでの雪花秀とはちょっと違う。
最初ふんわりとほのかにバラのような香りがします。
あまり香りは強くないのと、もともと韓方といっても洗練された香りを持っていた雪花秀だけど、この化粧品の目玉が緑茶と紅参の発酵成分というので、香りは洞かなって思っていたんですが、優しい、負担のない香りがするというのも、ここ最近香りへの着目が目立つアモーレパシフィックの一端かなあなんて思いました。
塗ると、しっとりとした艶が出ます。
ただ、これだけ塗っても、この艶は維持されません。
美顔フィニッシャーの説明によると、
肌の明るさ、ツヤ、水分量、透明度を改善し、前のステップで使用する製品の効果を高め、肌の奥深くから湧き出る生ツヤを与えて、健康で生き生きとした肌へと導く・・・
とあります。
私も、実際使いながら思うのですが、きちんと油水分を保つようケアをしているのに抜けていってしまう潤いってくやしくありません?
でも、このミアンフィニッシャーを使用すると、ちゃんとキープできるんです。
肌がふわっと柔らかくなって、きちんと潤いがそこにあることも実感。
さらに、化粧もちがよくなりました・・・これは下地効果があることも証明していますね。
そして、艶韓もUP。
この艶UPの効果は、私より先にものすごい勢いで、
姉妹やの三人の姉妹さん全員に言われました。
3人が3人、「今日、何かいいことあったんでしょう。絶対そうでしょう?」と口々に言って、まじまじと私の顔を見ていくんだから、恥ずかしいのなんのって・・・。
ほっぺたまでなでなでされましたもの。
あれが、私のミアンフィニッシャー初使用の日でしたけど、それだけ言われたらさすがに「普段と違う」が現れてることがわかります。
確かにとても自然な立体感を与えてくれて、てかてかーとかそういうのではなく、ふわふわもともちしていそうな美味肌に見えるようにしてくれている気がします。
あと、肌を守る力もあるのかなっていう感覚もありました。
どうしてもこの夏時期は肌がごわつきがちで、サンクリームも防御力の高いモノを使用するので、さらに肌ががさがさしてきます。
そういったところが、このミアンフィニッシャーで防げている
夜遅くに洗顔するときでも、肌に柔らかさを感じます。
手間を省いて美肌を演出するのではなく、一手間足すことで努力に報い、さらに手助けをしてくれるスキンケア+です。
使用してみて、本当に気に入ってしまいました。
さて、もう一つのエスプアのピュアラディアンスグロウライザー。
こちらは、ボトルはeSpoirらしくシンプルですが、見ただけでフォトジェニック。
白とピンクのパール状の珠がぎっしりと入っています。
実際見ると、もっとつやつやのパール粒。かわいいです。
見た感じは、ゲランのメテオリットペルルみたい。
(しかし、ゲランに比べたらお値段三分の一以下)
そしてメテオリットペルルは1色パールですが、こちらは一度に2色で、よりかわいらしい雰囲気。
この珠はまさに真珠と珊瑚の入ったカプセルで、ピンクと白の明かりが合わさっていることで、ゲランのペルルよりも東アジアの私たちには肌のトーンにマッチしていると思います。
保湿成分が60パーセント、60種のミネラルが配合されていて、パール&珊瑚効果とともに、肌に自然なボリューム感を与えてくれるアイテムです。
プライマーとして密着度を高める効果もあります。
こちらは使用順がサンクリームの後、ということで、よりいっそう光感を強く感じさせるところではあります。
こちらは40mlで₩28,000ですから、お手頃感も。
開封後はミアンフィニッシャー同様12ヶ月。
出してみますと。
プッシュすることでカプセルがはじけて、パールの輝きがジェルいっぱいに広がっています。
広げると、ミアンフィニッシャーより明確に艶が出るようになります。
近づくと、パールのちらちら感がよりわかるかも。
ちらちら感があると言っても、ぎらついたりしないので、非常に上品に光が出ます。
華やかすぎることもないし、デイリーに使うのにも十分な程度です。
逆に、目立つパール感が欲しい人には物足りないくらいかもしれません。
広げたときにはジェル状で、伸ばしてみると、べたつきもなく、しっとりとする印象です。
ミアンフィニッシャーとピュアラディアンスで、光の質を比べてみます。
右が雪花秀、左がエスプア。
エスプアの方が、光り方が大きいのがわかりますでしょうか。
雪花秀の方は、あくまでしっとり、キメをふっくら見せるような感じ。
保湿の性質はかなり違いを感じて、エスプアはシンプルに水分ジェルのようにさっぱりとした保湿の印象、雪花秀の方は肌の弾力も守る印象です。
価格差も大きいですし、ターゲットの年代も違うので、もちろん私としては肌はミアンフィニッシャーの方が満足していますけれど、エスプアの明るくボリュームアップさせる印象もわりと好きです。
白いパールとピンクのコーラルが混ざることで、ベストな明るさを引き出していると思うし、おめかしという印象も、エスプアの方が出ていますから。
肌そのものがきれいで、ハリがあるように感じるのはミアンフィニッシャー。
やや華やかに、ボリュームある若々しさが出るのがエスプアです。
ミアンフィニッシャーがなかったら、このエスプアもリピートしたかもって思うんですが、ミアンフィニッシャーが出たことで、私の選択は雪花秀に傾きました。
いずれにしても、保湿という点とプライマー効果をきれいに併せ持つところが、「一工程足す」とか、「位置づけの曖昧さ」みたいなモノを脇に置いて、使おうと思うアイテムでした。
ちょっと性質が違うんですが、イニスフリーのこの製品も、少し近いなと思いました。
イニスフリーの
ミネラルモイスチャーフィッティングベース。
こちらは立場を化粧下地としていますが、やはり潤いキープに優れ、ファンデーションの密着も良くしてくれるんですね。
ややグリセリンの重さが気になる部分があって、肌質に合う合わないはあるんですが、シリコン不使用なので、テクスチャも自然で個人的には使用しやすいです。
夏にはあまり合わない部分ではありますが、秋冬にはなかなかいいところ。
「フィニッシャー」という位置づけが定着するかどうかはともかく、こういった美容効果のある下地というのはウェルカムです。
ララベシの悪魔ベースとかもその辺の流れかなって思いますけど、作品としての完成度、ポイントをどこに置くのかというところで、差が現れてきそうですね。
低価格から高価格まで、様々でながら私たちはまた惑わされて行くだけなんでしょうね、それも楽しいことだ。